10月の作業

10月になりました。
この時期は圃場の作業とラボでの作業・実験と多忙です。

まずは圃場。
サンプリングや採種が終わったイネから順に刈り取って撤去。
今月より配属された2人にも圃場作業を少し体験してもらいます。
ついでに来年に向けて研究圃場について色々と説明。
圃場の使い方、試験区設定、イネの植え方など、圃場で学ぶことはたくさんあります。

一方、実験室。
まずは9月にサンプリングした穂を使って収量調査。
今年は4つの試験区を実施。
地味な作業ですが、大事な作業です。

これと同時に稈の炭水化物含量分析もスタート。
第一段階としてまずはソックスレー抽出です。
設備的に1日2サンプルずつしかできないので、コツコツ進めるしかありません。

収量調査が終わると次は食味試験。
炊飯米の物理特性を解析するために、脱穀〜精米を行います。
脱穀した玄米から未熟米やゴミを取り除き、整粒を確保。
精米後、いよいよ食味試験。
炊飯後、30°Cまで冷まし、一粒ずつ硬さ・粘り・付着性を測定していきます。

さて、今年の収量と食味はどうなのか?
データがまとまるまで待ち遠しいですね。