4月の作業

4月になり、イネ研究のスタートです。

まずは播種。
3月から準備してきたセルトレイに消毒・浸種した種を播種していきます。
今年は8164個体分のセルトレイと苗箱1枚分のばら撒き。
昨年より1.4倍の播種量となりましたが、なんとか無事に1日で完了。
水を与えて、シルバーポリを被せ、出芽を待ちます。
気温が安定していたこともあり、1週間でほぼ均一に出芽を確認。
田植えまでプール育苗で管理していきます。

播種から2週間後、苗が大きくなってきたので選抜用の768個体からDNA抽出を実施。
昨年から設備がある程度整ったので効率的に1日で完了。
この後はDNAマーカーで遺伝子型を確認し、選抜していきます。

4月後半、田んぼの準備開始。
まずは施肥。
今年は3人で1時間程で終わり、その後はトラクターですき込み、入水開始。
この後は毎年悩む、代かき作業。
こちらの作業も効率的になるといいですが・・・

最後に、4年生は卒業研究の計画発表。
各研究テーマについて、「背景」「研究状況」「問題点」「仮説」「目的」を説明した上で実験内容の説明をしてもらいました。
発表を通して理解不足の部分などを確認できたので、今後も継続して勉強していきましょう。