桑の春切り

26日に研究室総出で桑の春切りを行いました。
春切りとは、この時期に半分ほどの桑について、根本近くまで切り込むことで成長を遅らせ、長い期間桑葉を取ることが出来るようにするための工夫です。研究室ではモデル昆虫としてカイコやその培養細胞を飼育・継代していますが、カイコの食草である桑も自分で育てています。カイコの場合、桑の粉末にオカラなどを混ぜた人工飼料もあるのですが、桑葉の方を好んでよく食べるので、春から秋にかけての飼育では桑葉を使用することが多いです。考えてみると、研究材料の飼育・維持だけでなく、その食草まで管理するという分野はあまり無いかも知れませんね。
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右側半分が今回春切りした桑です。こんなに切り込んでも夏にはぐんぐん成長して桑葉だらけになります。カイコの成長スピード(およそ1ヶ月で体重が1万倍)も凄いですが、桑の成長スピード、生命力も凄いですね。
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こちらは蚕室の裏の桑園です。奥の方を春切りしました。
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こちらは農学部棟の所にある桜です。まだ咲いていませんが、
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よく見るとだいぶ蕾が膨らんでいます。もう間もなくですね。

24日には修士のU君、昨日は4年のI君が最後のラボの日でした。二人共、熱心な学生さんで投稿論文に出来そうな研究成果をあげてくれました。4月からの新天地での活躍を祈念します。何かの折には是非、ラボにも顔をだすようにして下さい。また、学会などで会いましょう。

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