死亡したイルカ(新生仔)を研究に活用しようと、還流固定を試みた。が失敗、失敗、失敗…圧がかかるのか、ホルマリンがなかなか上手く入っていかない。凝固した血液が血管をつまらせているのだと考え、溶かすためにホルマリンを弱アルカリ性になるよう調整し、再トライ! …上手くいかない (T_T)
どうやら血管よりもカテーテルがやや太く、カテーテルが血管にしっかりと入っていないようだった。穴をあけたところから漏れているようだった。そこで、マイクロチューブというものを試してみた。シリンジにカテーテル、カテーテルの先にマイクロチューブ(ここでは内径0.2mm、外径0.4mmのもの)をつなぎ、イルカには挿入せずに、外圧のない空気中で水を出してみた。外圧がかからないはずなのに、これが意外とシリンジを強く押し込まないと水が出てこない。当たり前だが、徐々にチューブが細くなっているので、圧力をかけないと、液体をマイクロチューブの先から出すことはできないのである。
医学部ではきっと良い道具があるのだろうが、きっと高価だ。うちでは買えないので、google検索で蠕動ポンプなるものを見つけた。これを試したら…なんと!上手く入っていくじゃないですか!!夢が広がる!今後、蠕動ポンプでいろいろやってみようと思う。
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