2025年になりましたが、2024年の実験がまだまだ残っています。
1〜2月のうちに残りの実験を実施。
まずは稈のリグニン含量測定。
今回もチオグリコール酸リグニン法により、72サンプルを分析。
工程を3分割して3日間の実験を2セット行い、完了。
続いて、今年度圃場で育成したQTLの導入系統の遺伝子型解析。
注文したプライマーについて、親系統と導入系統のDNAサンプルを使って遺伝子型を確認し、導入されたドナー由来の染色体断片のサイズを測定。
3つ目は異なる施肥条件で栽培したイネの止葉葉身に含まれる窒素含量測定。
改良デュマ法による分析のため、粉砕したサンプルをスズ箔に包み、測定装置でガス化して窒素を測定。
装置の安定に手こずりましたが、無事分析完了。
最後は玄米に含まれるタンパク質含量をLowry法を用いて測定。
こちらはコメの品質確認のための実験で、食味試験サンプルなどを対象に実施。
これらの実験を実施しながら、卒論・修論発表会対応、春の学会に向けたデータ整理と要旨・ポスター作成も同時に行い、なかなか忙しい2ヶ月でした。
あとは収量特性の解析が少し残っているのでこちらを対応し、次年度に向けた計画と準備を始めていきます。



















