2016年に採取したサンプルの成分分析がもう少しで終了。
ラストスパートと急ぎたいとことですが、最後に分析するのが最も手間のかかる構造性炭水化物。
昔からある方法を使って12月から前処理を開始し、余分な成分の除去や測定を経て、分析がようやく終わります。
実験自体が時間のかかることもありますが、毎回のガラス濾過器の洗浄と洗浄後の廃液処理が地味に大変です。
これが終われば2015年に実施した実験結果の再現性がようやく確認できます。
圃場等での作物研究では2〜3年かけて反復実験を行うことが一般的で、気象の変化で再現されない結果も出てきます。
研究を進める上で難しいところですが、コツコツと実験結果を積み上げて真実に近づくことを目指すのみ。
さて、今回の実験結果はどうなのでしょうか?
一方、本日は卒論発表会。
生物資源科学科では、取り組んできた研究についてパワポ1枚を使って1分間のフラッシュトークで説明し、その後ポスター発表する形式を取っています。
本学科ならではの植物、動物、微生物等の幅広い研究課題が紹介され、普段関わらない分野の研究が見れるのでなかなか面白いです。