8月になり、イネの実験が色々と忙しくなってきました。
まずは出穂期施肥(実肥)の試験区に追肥を実施。
均等に施肥するため区分けして行い、その後の効き具合をSPAD計で確認します。
さらに出穂期の稈内炭水化物含量測定のためのサンプリングも実施。
圃場から植物体を持ち帰り、実験室で稈のみ回収して乾燥機へ。
乾燥後は乾物重の測定を行い、粉砕してチューブへ移し、成分分析を行うまでデシケーター内で保管します。
実験とは別に水田圃場の維持管理も継続中。
今年も猛暑の中、除草や倒伏防止の紐張りなど、作業を実施。
近年、スズメなどによる鳥害が増えているので新たな助っ人を導入。
簡易的な「かかし」を準備していたので、ついに本田へ設置です。
これで少しでも警戒されて鳥の害が減ることを祈ります。
既に出穂が早い系統では鳥害が起きているので、そこにはいつもとは異なる防鳥糸を設置。
今後は種取り用のイネに網をかけるなど対策しながら収穫期まで維持していきます。
今年も猛暑ですが、圃場の維持管理と実験を地道に進めていきましょう!