11月になり、ようやく全てのイネの採種が終了しました。
あとはイネの撤去と圃場整備だけです。
まずは・・・・・紐拾いから。
自分の実験区は問題ないですが、他者が使用している区には毎年資材などが放置されます。
管理者なので対応しなければならないのですが、特に麻ひも撤去が面倒です。
麻だから自然に分解されるとお考えなのかわかりませんが、農業機械による作業は分解されるまで待てませんし、頑丈な麻ひもは農業機械に絡むと色々と面倒。
田圃にあればトラクターのロータリー、畦にあれば刈り払い機に絡むので作業時間が増えます。
ちなみに下の写真(左)のような状態から矢印先の麻ひもを見つけて回収する作業をしています。
結果、今年も3時間かけて大量に回収。
落ちた麻ひもを全て回収することは不可能ですが、少しでも減らさないと後々面倒になります。
麻ひも問題でウンザリしたあとはイネの撤去。
今年は他の仕事も忙しいので短時間で終わらせる作戦。
鎌ではなく、刈り払い機でイネ刈り。
刈ったイネはリヤカーで廃棄場所へ移すので、イネを一定方向に倒すように刈り、その後数カ所に集めます。
あとは集めたイネをリヤカーに積んで撤去。
毎年手刈りで4日位に分けて行っていた作業を2日に短縮できました。
田圃作業の最後は秋起こし。
ここまで来るとようやく田圃の終わりを実感してきます。
秋起こしついでに畑圃場も耕して、来年の学生実験用の麦を播種。
全てが終了してトラクターを洗車すると・・・またも麻ひも問題!
ロータリーの軸に植物体と土と麻ひもの見事な集合体を形成。
引っ張っても取れないので水で少しずつ剥がしていくと麻ひもがしっかりと絡みついています。
しかも今年は17本も。
昨年は4本だったのでまだ楽でしたが、今年は洗車作業に2時間。
かなり疲れましたが、ようやく圃場作業が終わりました。
今年もお世話になった田圃とトラクターに感謝です。