収穫シーズン

9月後半から10月末まで、本圃場は収穫シーズン。
出穂から6週間過ぎると、実験系統は収量解析や採種のためのサンプリング、圃場での倒伏試験、稈の物理強度測定などが実施されます。

収量解析や採種用に、1個体ずつ圃場の稲穂を紙袋へ移して風乾。
今年も大量の穂が収穫され、実験室が日々狭くなります。
2週間ほど乾燥させたら収量構成要素の解析や種の整理が始まります。

倒伏の研究では、圃場で押し倒し抵抗を測定したり、植物体を実験室へ移して稈の形態や物理強度などを解析。
稈の物理強度は老化とともに変化しますので、解析できる時期が限られていることが難しいところ。
簡易的な試験法や材料試験機を使って必要なデータを地道にとっていきます。
あとは成分分析用にサンプリングした稈を乾燥させ、後ほど分析。

さて、今年集めた大量のデータからどのような研究結果が得られるのか、楽しみですね。