回復の兆し?

田圃の管理を引き継いで4年目。

ようやく本来の田圃に近づいてきました。

引き継ぐ前の田圃は、畦と田圃の境が分からない、田圃内に高低差がある、異常に深い、水が溜まりにくく抜けにくい等、農家さんが使っている田圃ではあり得ない状態。

4年前引き継いだ時から5年計画で補修作業を開始。

農業土木は専門ではないし、田圃を作ったことも無いので必死に情報収集し、経験者の意見や技術が必要なので農家出身の学生さんに協力を依頼。(2人の学生に感謝です!)

下に示した写真は入水後の状況ですが、明らかな変化が見えてきました。

左は2011年の田圃で入水1週間後の様子。
入水口付近は水が溜まるが広がらず、1ヶ月入れ続けても変化無し。
その後トラクターで水を広げる作業をしつつ、状況把握のため様々な情報収集。
なんとなく田圃の状況が見えてきたのがこの年。

真ん中の写真は2012年の圃場で入水2日後の様子。
水の広がりは鈍いが、前年より水が溜まりやすくなる。
落水後の水の抜けが少し改善される。

右の写真は今年の圃場で入水1日後の様子。
水の広がりに変化が見られる。

2011年から均一に浅耕し、2012年から畦を作り直し、2013年から高低差を補正。
その間地道に圃場内の石とゴミを撤去。
田圃の構造(硬盤と畦)を意識して行ってきたことが結果として現れる様になってきました。

今後も継続し、田圃の機能回復へ努力しましょう。

2011 1W 2012 1D 2014 HD