実験あるのみ

11月末から長々と続いた大学のネットワーク障害。
一時はインターネットも使えないし、長期にわたってメールは全く使えない。
この時代にこの様な事故は業務遂行上大きな問題になります。
ただ自分が学生だった頃にインターネットやメールが登場したことを考えると、あの時代はどの様に業務が進行していたのか、考えるきっかけにはなりました。

さて、ある意味外界と遮断させられていた期間、年内にやるべき室内での実験をひたすら実施。
収穫期までに採取した様々なサンプルの成分分析や収穫したコメの炊飯米試験など、やることが多々あります。

まずは成分分析。
基本的にサンプル粉砕して、抽出、そして測定という流れ。
測定する物質によって、濃縮が必要であったりと方法は異なりますが、本実験室で行っている測定では最後は分光光度計で吸光度を測ります。
今回、本年度スピードアップのために導入した分光光度計がかなり活躍。
やはり6セル測定やデータを電子ファイルにできる機能は便利です。

そして炊飯米試験。
収穫してから1ヶ月後のコメを炊飯し、一定温度に冷ましてから米粒の物理試験を実施します。
根気がいる実験ですが、今年のコメの質を数字で確認出来るのはいいですね。

一方で、学部4年生の卒論もようやく完成。
自分の研究テーマについて、まとめたり、考察したりと大学ならではの勉強がここにあります。
最後は製本して終了。
あとは発表会に向けての準備です。

慌ただしい時期ですが、着実に前進したいですね。

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