年末までに実験と大掃除

11月と12月。
年末までにやるべきことは、実験と大掃除。

まずは実験。
サンプリングして乾燥・粉砕したイネの稈について、非構造性・構造性炭水化物含量の測定を実施。
1.5mLチューブにサンプルを入れ、可溶性と不可溶性で分けて、最後は酵素法によりデンプン、ショ糖、単糖類を分光光度計で測定。

続いて、三角フラスコにサンプルを入れ、水、亜塩素酸ナトリウム、酢酸を加えて80℃で加温。
氷で冷ましてガラスファイルターで濾過して乾燥させ、残ったものの重さからホロセルロース含量を測定。
さらに水酸化ナトリウムで分解して、ガラスフィルターで濾過して乾燥、残った重さからヘミセルロースとα-セルロース含量を測定。
こちらについては年明けも続けて実施していきます。

一方で秋に採種したサンプルを整理して冷蔵庫で保管。
種の種類が年々増えているのでリストも更新して記録しておきます。

昨年から講義でお米の食味官能試験を行っているので、忙しい合間にご飯を炊いて食味試験を実施。
コシヒカリと改良されたコシヒカリの食味の違いを見極めてもらい、お米の食味について考えてもらいました。

最後に恒例の大掃除。
実験室、居室、作業室の細かい部分まで掃除して、最後は床を磨いて終了。
今年の汚れをしっかり落として、すっきりとした部屋になりました。

今年も色々ありましたが、無事に終わりました。
年明け早々、実験の続きや別の測定もありますが、とりあえず一旦お休みです。