播種

4月になり、本年度の研究がスタートしました。

作物の研究は作物を育てなければできないということで、まずは苗づくりのための播種。
袋に入れた種子を消毒し、浸種した催芽種子をセルトレイなどに播きます。
今年セルトレの穴に1粒1粒播いた種子は計4132粒。
あとは田圃の試験区以外のスペース用に苗箱6枚分の播種。

使用しているガラス室は温度などの問題で発芽不良が起きやすい。
毎年対策を考えていますが、なかなか安定しません。
今年は基本に帰り、一般的に農家さんが使っているシルバーポリを使用。
太陽光の透過も多少あるし、プラ舟をしっかり覆うので保温・保湿は十分。
あとは春らしいポカポカ陽気を期待するのみです。

DNAマーカー選抜用のサンプルはスケジュール通りに2週間でDNA抽出できるサイズに育ってもらう必要があるので、今年もグロスチャンバーで育苗。

あとはDNA抽出〜マーカー選抜、そして田圃の施肥や代かき、最後に移植と、忙しい時期が近づいてますね。