卒論発表会や予定していた実験が無事に終り、やっと一息つけます。
ただ、来年度の研究は3月から始まるのでそれまでにやり残していることをやらないといけません。
その一つが昨年11月に導入した窒素/タンパク分析装置の立ち上げ。
一度デモを見て説明書を読んでいたので使用のイメージはできているのですが、やはり実際に装置を動かしてみないと細かいところまで把握できません。
まずは標準物質を測定して使用法や精度を確認。
そして実際にサンプルを測定。
今回は玄米と葉を試し、サンプル量、測定誤差、分析時間など色々検証。
本装置では、均一になるように粉砕したサンプルをスズ箔に包み、燃焼して得られた窒素ガスをTCD検出器で測定します。
スズ箔で包んだサンプルをオートサンプラーにセットして、あとは制御ソフトウェア上でサンプル情報や測定条件を入力して多検体を自動で分析。
メンテナンスなどの維持管理をしっかりやっていれば、非常に簡便で精度の高い実験機器です。
1週間かけて色々試行し、得た情報をまとめてマニュアルを作成して完了。
あとは実際に研究活動に有効利用していくだけですね。