遺伝子型確認と設備追加

6月。
イネも少しずつ大きくなってます。
この時期はイネミズゾウムシ、ドロオイムシ、イネツトムシによる害を防ぐため、殺虫剤を散布します。
それと毎週1回の手作業による除草作業も開始。

ある程度大きくなったところでDNAマーカー選抜した苗の遺伝子型再確認を実施。
水田圃場内で葉をサンプリングし、実験室でDNA抽出。
そのあとは多数のDNAマーカーで遺伝子型を確認していきます。
遺伝子型の確認がとれたら、次年度用の採種対象が確定します。

今月は実験室に新たに機器(最後の写真)が加わりました。
このビーズ破砕機はラボ立ち上げから設備候補として考えていたのですが、10年目にようやく導入できました。
これまでは多検体のDNA抽出の際に実験室でサンプリングの後、サンプルを持って別の建物まで移動し、そこで同機種で破砕、実験室に戻り抽出作業の流れ。
この方法だと作業が分断されているので非常に効率が悪かったのですが、今回の導入でサンプリングしながら破砕、破砕しながら抽出作業と2作業を同時進行できるので大幅に作業効率が上がります。

少しずつですが、ラボ環境が改善されてきてますね。