2025年研究開始

4月になり、イネの研究が始まりました。

最初は播種から。
事前に準備した種子を消毒・浸種し、ガラス室でセルトレイに播種。
覆土してプラ舟に移し、水を与えてシルバーポリをかぶせて出芽。
芽が出たらシルバーポリを外して田植えまで育苗していきます。

一方で実験室で播種、グロスチャンバー内で出芽〜育苗したイネはDNA抽出のため葉を採取。
抽出バッファーを加えて、ミルサーミルで破砕、遠心分離などを経て768サンプルのDNAを抽出。
このあとはDNAマーカーで遺伝子型を確認し、目的の遺伝子型を持つ個体を選抜していきます。

圃場では田んぼづくりに向けて、まずは施肥。
試験圃場に生育ムラが生じない様に手作業で均一に肥料をまきます。
最後にトラクターで浅耕して、入水開始。

このあとは毎年苦労する代掻き、そしていよいよ田植えです。