今年もあと1週間となりました。
年の汚れは今年のうちにということで、大掃除です。
実験室は毎週掃除しているのですが、普段はやらないところは1年経つと汚れてます。
エアコンのフィルター、ブラインド、棚の上などの高いところから掃除開始。
引き出し、戸棚、冷蔵庫のよく触れる部分やガラスもピカピカにします。
最後に床を洗剤で磨き、モップで拭き取って終了。
約3時間の掃除で実験室はスッキリです。
来年もこの実験室をフル活用して、魅力的な研究成果が出る様にがんばりましょう。
12月になり、寒い日が増えてきました。
先月播種したコムギとオオムギも無事に発芽して、すくすくと育っています。
1ヵ月経ったにもかかわらず、左下の写真の様に植物体が小さいのは、最初に播いた種を鳥に食べられたから。
慌てて播き直しをして、今度は防鳥糸でしっかりと守りました。
来年度の学生実験用サンプルなので少し心配ですが、何とかなりそうです。
今年もあとわずかですが、やらなくてはいけない実験や作業がまだまだいっぱいあります。
とりあえず今は本年度収穫したコメの炊飯米物理試験を行っています。
前回までは測定中の波形を見る事ができなかったので色々と大変でしたが、今回からは波形を確認しながら実験ができる様になりました。
このおかげで炊飯米の「硬さ」、「粘り」、「付着性」を測定できる様になり、かなり詳細な解析が可能です。
あとはコツコツ実験すれば、これまで見えなかったものが分かってくるでしょう。
この実験やってて思うのですが、とってもお腹が空きます。
他の実験とは違う辛さを感じますね。
実験室での実験が順調に進んでいます。
現在、修士課程の学生の実験でサンプルに含まれるタンパク質について調べるためにSDS-PAGEを行っています。
実験自体は昔からある技術なので難しくないのですが、本研究室では3年ぶりなので機器類の動作確認や試薬の機能確認から始めなくてはいけません。
相次ぐ停電や経年劣化などから不安要素はいくつかありましたが、すべて問題無く使えそうです。
実験はサンプル抽出から始まり、ゲル作成して電気泳動、ゲルの染色と脱色、最後に解析ソフトを使って測定で終了になります。
あとは結果がどう出るか、楽しみですね。
このペースでいけば予定通りの内容で修士論文作成に入れそうなので、もう一踏ん張りがんばりましょう。
11月に入り、徐々に寒くなってきました。
研究のためのサンプリングも無事終了し、水田圃場から離れる時期です。
少し寂しい気がします。
昨年と同様に今年も水田圃場に感謝をしつつ、秋起こしをしました。
有機物の分解や雑草の防除など、秋起こしによる効果は知られています。
春起こしから始まり、秋起こしで終わる、当たり前ですが重要ですね。
ついでに畦の補修もして、今年度の水田圃場作業は終わりです。
冬が来る前にしなければならない作業がもう1つ。
来年度春に学生実験で使うコムギとオオムギの播種です。
畑を耕し、畦を作って播種。
あとは稲藁でマルチングでもしておきましょう。
さて、次は採取したサンプルの測定と種子の整理。
やることはまだまだありますが、こつこつやっていきましょう。
イネの出穂が始まり、研究が忙しくなってきました。
交配、サンプリング、測定・・・今年もやることがいっぱいです!
卒業研究の実験もこれからが本番です。
実験をする前に本研究室ではトレーニングを行っています。
正しい技術を身につけて正確な実験を行うことが研究には必要です。
研究において確かな結果を得るには、実験の設計と技術力が重要となります。
実験の設計は指導教員とのミーティング等で決定するので大丈夫。
問題は担当者が設計したプロトコル通りに「正しく」実施できるか、ここがポイントです。
確かな技術があれば、設計のもと得られた結果の質も保証できるわけです。
さて、準備は整いました。
あとは本年度の研究からどのような結果が得られるのか、楽しみです。
DNAマーカー利用選抜後に移植したイネが田圃で元気に育っています。
選んだ苗が間違いないか、表現型解析の前に再度DNAマーカーで確認しなくてはいけません。
DNA抽出は葉が硬くなる前に行いたいので、本日サンプリング。
曇っているから朝の涼しいうちにと思いましたが、サンプリングを始めると日が照ってきました。
そんな中、地道に各個体から葉を採取してチューブに入れる作業。
今回は約100個体のサンプリング。
1時間以内でミスなく無事に終了。
すぐにラボに持ち帰ってDNA抽出。
あとはDNAマーカーチェックして移植個体の遺伝型確認です。
すぐに確認したいところですが、いろいろ忙しいので後日行うことにします。
まだ5月なのに日中は夏の様なこの1週間。
そんな暑い中、予定通り育成した苗を田植えしました。
今年は試験区が6ヶ所あり、約2000個体の移植。
試験区は条間と株間を正確に植えるのでそれなりの技術が必要です。
さらに今年研究に使うイネは約100系統。
それぞれ遺伝子型が異なる系統なので移植の際に間違いが許されません。
あと空きスペース用に約2000株の移植。
昨年は田植えをしなかった空きスペースに雑草が大発生し、草取りが大変でした。
今年はなるべく空きスペースを減らして雑草対策することにしました。
今年は約4000株の移植になりました。
機械移植ではなく、すべて手植えですから、経験の浅い人にはかなり大変な作業です。
でも田植えが終わればイネ研究の下準備完了です。
とりあえず、一段落。
これから移植したイネを実験まで大事に管理して行きましょう。