いよいよ、本年度最後の実験が始まりました。
コメの食味を評価するには実際に食べる官能試験がありますが、こちらでは物理試験によって硬さや粘りを評価する方法を使っています。
「味」というよりは「食感」の評価になります。
炊飯米の物理試験はコメを圧縮して潰し、次に潰れた状態から引っ張る過程のなか生じる「力」を数値化します。
最適な機械を使えば物理試験中にコメに生じる「力」を波形で確認することができますが、現在使用している機器ではできないので、正しい評価のために少し頭を使って計算する必要があります。
評価には十分なサンプル数について一粒一粒地道に測定しますので根気が必要です。
さてどのような結果が出るか、楽しみです。