4月に入り、春らしくなってきました。
学生実験用のコムギとオオムギも大きくなり、間もなく出穂しそうです。
この時期になるとイネの研究のための田圃作りが始まります。
春起こし、畦きりを行い、田圃の中のゴミや石を撤去。
あとは施肥して、畦塗りと代かき。
4月と5月は田圃作りからイネの移植。
いよいよ本年度の研究が始まりましたね。
本研究室で行った倒伏抵抗性に関する研究の論文「Identification of quantitative trait loci for resistance to bending-type lodging in rice (Oryza sativa L.)」が植物育種の国際誌「Euphytica」に受理されました。
内容は、イネの湾曲型倒伏に対する抵抗性向上を目的とし、上位稈の挫折抵抗に関与する量的形質遺伝子座(QTL)を解析した結果、第11染色体上に上位3節間の挫折抵抗を同時に強化する「bsuc11」を発見したこと、さらにこのQTLによる物理特性は出穂から2週目以降に生じる上位部稈の物理強度低下を抑制することが述べられています。(図を参照)
研究は科研費(23780014)の助成を受けて行ったものです。2013年の9月に論文を投稿して今年の3月にようやく受理されましたが、まだ公開はされてません。興味がある方はもうしばらくお待ちください。
いよいよ、本年度最後の実験が始まりました。
コメの食味を評価するには実際に食べる官能試験がありますが、こちらでは物理試験によって硬さや粘りを評価する方法を使っています。
「味」というよりは「食感」の評価になります。
炊飯米の物理試験はコメを圧縮して潰し、次に潰れた状態から引っ張る過程のなか生じる「力」を数値化します。
最適な機械を使えば物理試験中にコメに生じる「力」を波形で確認することができますが、現在使用している機器ではできないので、正しい評価のために少し頭を使って計算する必要があります。
評価には十分なサンプル数について一粒一粒地道に測定しますので根気が必要です。
さてどのような結果が出るか、楽しみです。
2013年がもう少しで終わります。
2013年は本研究室にとって再スタートの年でした。
これまで無かったまともな実験室での研究活動。
昨年までは1人分しか実験スペースが無く、1年ごとの引っ越し。
ようやく落ち着いて研究が出来る環境になりました。
そんな研究環境に感謝を込めて、年末大掃除です。
実験室には「土足厳禁」と「整理整頓」のルールがあり、毎週の掃除も欠かさず行ってきましたので、基本キレイです。
ビジネス本でも取り上げられる様に、職場はきちんと整理し、キレイに使うことが大事。
仕事の効率や質を高めるにはこういう基本的なことが重要です。
さて年末大掃除ですが、普段掃除しない所から始め、最後は床掃除。
約2時間の作業でスッキリです。
宗方君、和知君お疲れ様。
そして急遽現れた「助っ人」さん、手伝ってくれてありがとう!