1月も早いものであと3日。
3月から次年度の研究計画や田圃の準備が始まるのであと1ヵ月で本年度予定分の実験を終了しなくてはいけません。
やらなくてはいけないものは、玄米の成分分析、炊飯米試験、遺伝型解析。
成分分析はあと1形質の測定だけなのでもうひと頑張り。
玄米を灰化して、酸で抽出、分光光度計で測定。
サンプル数が180くらいありますが、1〜2週で終わるでしょう。
残り1ヵ月、ラストスパートです!
2013年がもう少しで終わります。
2013年は本研究室にとって再スタートの年でした。
これまで無かったまともな実験室での研究活動。
昨年までは1人分しか実験スペースが無く、1年ごとの引っ越し。
ようやく落ち着いて研究が出来る環境になりました。
そんな研究環境に感謝を込めて、年末大掃除です。
実験室には「土足厳禁」と「整理整頓」のルールがあり、毎週の掃除も欠かさず行ってきましたので、基本キレイです。
ビジネス本でも取り上げられる様に、職場はきちんと整理し、キレイに使うことが大事。
仕事の効率や質を高めるにはこういう基本的なことが重要です。
さて年末大掃除ですが、普段掃除しない所から始め、最後は床掃除。
約2時間の作業でスッキリです。
宗方君、和知君お疲れ様。
そして急遽現れた「助っ人」さん、手伝ってくれてありがとう!
出穂が始まり、イネの交配シーズンになりました。
イネの花は9時から10時ごろ咲きますのでそれまでに準備を。
まずは母親になるイネを43℃のお湯に7分間つけます。
これで母親の花粉が機能しなくなります。
そして、少し待つと花が咲きます。
ここで地味ですが、大事な作業です。
咲いていない花をハサミで取り除きます。
次は父親の準備です。
花が咲いていない穂を取ってきて、花が咲くのを待ちます。
花が咲いたら、父親の花粉を母親にふりかけ、交配します。
最後は袋をかけて終了です。
あとは無事に種ができることを待つのみです。
朝早くから準備し、暑い夏に閉め切った部屋で汗だくになりながら作業、花粉症なのに花粉をふりかける、交配はなかなか大変です!