サイエンスキャンプ(7月5日)
2014年7月7日
宇都宮大学「サイエンスキャンプ」で作新高校の学生さんと実験を行いました。
参加者は前回よりも少し増えて高校1年生31名です。
「身近なものからDNAを抽出してみよう」と題し、野菜からのDNA抽出と電気泳動を体験していただきました。また、セントラルドグマを体験していただくために、大腸菌を操作して遺伝子発現のスイッチをONにすることも行いました。
今回もブロッコリーからDNAを抽出します。道の駅いちかいの農産物直売所で購入した朝採りのブロッコリー達です。
液体窒素を使って冷やしながらまずはブロッコリーを乳鉢で徹底的に潰します。
抹茶状になればOKです。
その後、界面活性剤を加えて細胞を壊し、ガーゼで濾します。
更にクロロホルムを加え、DNAとRNAが含まれる水相を回収し、アルコールを注ぎ込みます。糸状のDNAが析出してきました。
実はこの糸状のものは全てがDNAというわけではありません。それを確認するために電気泳動を行います。まずはティーチングアシスタントのU君が見本を見せて・・・
参加した高校生にも体験していただきます。
遺伝子関連の実験は時間がかかります。また、参加した高校生にはできるだけ色んな体験をしていただきたいということで、前回に引き続き今回も予定の時間を40分程オーバーしてしまいました。
DNAやGFP、大腸菌、ウイルス、培養細胞といろいろと駆け足で実験したり、見学したりしました。こういった講座を通して、生物学や遺伝子といった分野に興味を持って貰えればと思います(MI)。