BmLVがBmNPVの多角体に感染性を維持したまま封入される論文
2019年4月1日
津久井君、八木沢さん、藤本君、小川さんらの論文「Infectious virions of Bombyx mori latent virus are incorporated into Bombyx mori nucleopolyhedrovirus occlusion bodies」がVirusesに掲載されました。
![](http://shigen.mine.utsunomiya-u.ac.jp/insectbiotechnology/wp-content/uploads/sites/4/2019/04/77d0d6a051d6497df8380beb1c9e20b3.jpg)
本研究では、培養細胞に持続感染している植物ウイルス様昆虫ウイルス(BmLV)が昆虫ウイルス(BmNPV)の形成する封入体に、BmNPV粒子と共に封入されること、そしてその際BmLVは細胞への感染性を維持したままであることを明らかにしました。これはBmLVがBmNPVの封入体に相乗りしていることを意味し、植物ウイルス様昆虫ウイルスと昆虫ウイルスの新しい相関の形と考えられます。津久井君、八木沢さん、藤本君、小川さん、おめでとう。