3月のお仕事

3月になり、徐々にですが暖かくなってきました。

3月は4月から始まるイネ研究の準備時期です。
まずは播種の準備。
2月から考えてきた今年の研究計画に従い、種を選び、必要数をパッキング。
続いて種を撒くセルトレイや苗箱の準備。
系統名などを記入して、粒状培土を8割程度入れておきます。

次に圃場の準備。
最初に畦切りを行い、圃場と畦の境界線をキレイにします。
この時に崩れた畦の修復、圃場内高低差の修正も行います。
スコップ使って約2時間半、ひたすら肉体労働してようやく終了。
あとは春起こし。
圃場内のゴミ拾いをして、久々のトラクター乗車。
トラクターの調子も確認しながら、全面を耕起。

あと3月の最後は学会発表。
今回の発表タイトルは「コメのタンパク質含量に関与する遺伝子座TGP12の機能と食味関連形質への影響」。
昨年発表した論文についての内容で、コメの品質で重要なタンパク含量を遺伝的手法で減少した場合に食味にどのような影響を与えたかをポスター発表で報告しました。
今回は共同著者に発表をお願いしましたので直接対応はしていませんが、発表時に質問して頂いた方々に感謝申し上げます。