猛暑続きの夏が終わり、涼しい季節になってきました。
圃場のイネも完熟期に入り、いよいよ収穫シーズンです。
収穫期の作業は主にサンプリング、実験、採種。
今年は後日行う実験用のサンプリングと採種が多く、収穫期の実験は少なめ。
この時期は台風や長雨で予定通り進まないのが難しいところです。
日々天気予報を確認しながら日程調整しつつ、作業を進めていきます。
今年は猛烈な台風や豪雨にも耐えてほとんど倒伏していないのはいいのですが、晴れの日が続かず、田圃がぬかるんでいます。
やや悪条件下の作業でしたが、なんとか予定通りにサンプリングと採種を終了。
今年も部屋の中に大量の稲穂がやってきました。
こちらは2週間ほど乾燥させてから収量解析、炊飯米試験、玄米成分解析、種の整理を行います。
収穫期の実験は植物体を実験室に持ち帰って行う物理試験や形態調査。
植物体から丁寧に稈を採取して、その物理特性や形態特性を解析します。
こちらも予定通りに実施できました。
圃場での作業も晩生品種の採種と片付けのみとなりました。
収穫シーズンのピークをなんとか無事乗り越えたので一安心ですね。