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だいぶ遅くなってしまいましたが、あけましておめでとうございます。

今年もよろしくお願いいたします!

さて、話は昨年末に遡ります。

修士2年生の浅岡さんが「フタバ食品賞」と「農学部奨励賞」を受賞しました!

おめでとうございます。

ゼミの後に先生から賞状が授与されました!

頼もしい先輩を見習って、後輩の私たちもがんばります。

(文責:加藤)

12月8日に栃木農試で病害虫研究会に参加してきました!

この研究会では、県内の研究機関が問題となっている植物の病気や、害虫についての研究発表を行います。

今年は3年ぶりに対面での開催でした!

当研究室からはM1の加藤さんがナスに感染するベゴモウイルスの感染決定因子の解明について発表しました。

発表おつかれさまでした!!

場長さんのネクタイがイチゴ柄でめちゃくちゃ可愛かったです🍓

(文責:浅岡)

トマト退緑ウイルス(ToCV)、トマトインフェクシャスクロロシスウイルス(TICV)をRT-LAMP法で簡易迅速に検出できるプライマーを作成し、インドネシアで採集した3年間のトマト葉で検出を試みた論文です。

従来はRNA抽出やPCR後の電気泳動が必要だった検出法も、RT-LAMPなら感染葉の粗抽出液を用いて、核酸の増幅をリアルタイムに検出することで、ウイルスの有無を見ることとが出来るようになりました。今年3月に修士課程を修了した小林さんがやってくれた実験で、いろいろな条件を検討してもらって、それぞれを検出できるようになりました。

2023年1月24日までは無料でダウンロードできるようですので、興味のある方は読んでみてください。
(文責:煉谷)

先日オンラインで掲載された論文(参考「JSBWMVのベクター化の論文が公開されました」)の冊子体が届きました。Webページではすでに出ていたのですが、実際に「モノ」として出来上がると、なかなか感慨深いですね。(西川)

奥田名誉教授(宇都宮大学在職1975年4月~2009年3月)が令和4年秋の叙勲において瑞宝中綬賞を受章しました。
ファイトプラズマ(マイコプラズマ様微生物)に関する研究活動に加え、学部長としての業績や国際交流、学会活動(日本植物病理学会)などにおける業績が評価されました。

大学からこの度、令和4年度若手研究者奨励賞を頂きました。

この賞は今年から始まった賞です。大学のアクション・プラン 2022-2027 達成ロードマップの方策の1つとして「若手研究者への支援強化」を掲げているそうで、「40歳以下の若手研究者で、顕著な研究業績があったと認められる者を表彰し、その功績を称えることを目的」として設立されたようです。

論文の数、近年での増加率、引用数などを総合的に判断して選出されるようで、農学部からは4名が選出され、そのうちの1人に選ばれました。今後もこの賞に恥じない研究ができるようにしたいです。

(文責:煉谷)

すっかり季節は秋になりました!

畑の様子を更新できていませんでしたが、

実は収穫していました。

ナス、トマト、オクラ、ししとう、ピーマンといった夏野菜の代表たち!

ジャガイモもたくさん収穫できました。

サツマイモのような色ですが、実はジャガイモなんです!

夏は雑草管理が特に大変で、研究室の皆様にはたくさん手伝っていただきました。

ありがとうございました!

冬はダイコンやホウレンソウ、アスパラ菜、小松菜、チンゲン菜、そら豆の種をまきました。

夏より畝立てが上手になった気がします!

大切にに育てていこうと思います。

(文責:加藤)

ムギ類萎縮ウイルス(JSBWMV)に蛍光タンパク質遺伝子を入れてベクター化し、オオムギやコムギで光らせることに成功した、という内容です。

9月10日、Journal of General Plant Pathologyのオンライン版に掲載されました。こちらSharedIt

このベクターはベンサミアナタバコでは光るのに、なぜかオオムギに接種すると感染しなくなります。理由は不明で、これまで世界中で成功例がありませんでした。しかし、単子葉植物のジョンソングラスに接種し、感染させた後であれば、オオムギに全身感染し光ることを発見し(下の写真)、この分野のブレークスルーとなりました。

この研究を主に担当したのは福島さん(今年の3月に修士修了)。彼女が学部3年生の時に配属されてからこのテーマで行ってきました。当初は「接種条件をちょこっと変えるぐらいで感染させられるだろう。卒論のテーマにはちょうど良いかも。」というぐらいのノリで行っていましたが、結局、卒業時には間に合わず、引き続き修士課程でのテーマになりました。

外部資金の研究内容の一部としても組み込んだので、彼女にはちょっとプレッシャーになったかもしれません。オオムギになかなか感染せず、途中で何度も心が折れかけましたが、彼女の努力により、今回の成果につながりました。単に接種法だけでなく、蛍光タンパク質遺伝子の安定性試験やさまざまなウイルスベクターの作製を行いました。これらの努力が評価され、先日の学会で学生優秀発表賞の受賞にもつながりました。(西川)

ウイルスのゲノムやプラスミドのどの位置にプライマーがくっつくのか、というのを示した図がプライマーマップです。
プライマーDBにたまっている膨大な量の情報を活用できないか、と考えていて思いつきました。
プライマーDBには対象の生物名やウイルス名などを登録しているので、目的の生物やウイルス名で検索することができますが、そのリストからいちいち配列データを取ってきて(ゲノムの)どの位置にアニールするのか調べるのは面倒ですよね。

そこで、プライマーDBの中から使えそうなものをサクッと探すために、ウイルスゲノムの配列やプラスミドの配列をquery配列とし、それにくっつくプライマーを表示するようにしました。

検索結果の図はイマイチですが、SnapGeneViewerで扱えるファイルにエクスポートできるので便利だと思います。
どうぞご覧ください。→「プライマーマップ」(西川)